行政書士が産業廃棄物許可の新規申請をサポート!屋外保管の基準とは
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産業廃棄物許可の新規申請をサポート!産業廃棄物の屋外保管の基準とは
産業廃棄物許可の新規申請を委託したい方は、行政書士事務所 オフィス クサマまでご相談ください。産業廃棄物の保管基準は法律で定められており、屋外保管の際に制限を設けられる場合があります。
産業廃棄物の保管には基準がある!屋外保管も含め6つの基準をチェック!
産業廃棄物とは、燃え殻や廃油、廃プラスチック、汚泥、紙くず、ゴムくず、金属くず、がれき類など「廃棄物処理法第2条第4項」「廃棄物処理法施行令第2条」で指定された20品目を指します。こうした産業廃棄物は、「適正な分別・保管・収集・運搬・再生・処分等」の流れで再生・処分されています。
こちらでは、この流れの中でも「保管」について、6つの保管基準を説明していきます。
囲いの設置
産業廃棄物の保管場所には、囲いを設置する必要があります。囲いの素材やサイズ、形状に具体的な決まりはなく、水分を含む汚泥のようなものであればコンクリート造にする、容器で産業廃棄物を保管する場合は周囲にロープを張るなど、保管する産業廃棄物にあわせて設置します。囲いに保管する産業廃棄物の荷重がかかる場合、十分な構造耐力で安全性を確保する必要があります。
掲示板の設置
産業廃棄物を保管する場所には、見やすい場所に掲示板を設置します。縦60cm以上×横60cm以上のサイズで、下記の項目を記載します。
- 産業廃棄物の保管場所であること
- 保管する産業廃棄物の種類
- 管理者の氏名や名称、連絡先
- 屋外保管で容器を用いない場合は最大保管高
飛散・流出・浸透・悪臭の防止
保管している産業廃棄物が飛散したり流れ出たりしないように、必要に応じた対応をしなければなりません。地下への浸透や悪臭についても適宜防止措置が必要です。
汚染水の対策
産業廃棄物の保管中に汚水が発生する可能性がある場合、公共水域や地下水へ汚水が流出しないように対策を講じる必要があります。具体的には不浸透性材料で底面を舗装する、排水溝や側溝を設置するなどが挙げられます。
屋外保管の基準
産業廃棄物を容器に入れずに屋外で保管する場合、積み上げる高さ・勾配に制限があります。産業廃棄物が囲いに接しない場合、囲いの下端からの勾配が50%以下になる高さに収めます。産業廃棄物が囲いに接する場合、囲いの内側から2m以内は囲いの高さより50cm以下、2mを超える部分は囲いの下端からの勾配が50%以下になる高さに収めます。
害虫の発生予防
産業廃棄物の保管場所で、ネズミや蚊、ハエ、その他の害虫が発生しないよう、予防・対策を行う必要があります。周囲の生活環境のためにも、保管場所の衛生管理が重要です。
容器別に見た産業廃棄物の屋外保管方法
フレコンバッグ(フレキシブルコンテナバッグ)
フレコンバッグは化学繊維でできた大型の袋状の入れ物で、土砂や燃え殻、煤塵(ばいじん)、鉱さいなどの粉体状の産業廃棄物の収集・運搬・保管に適しています。飛散防止のため、運搬時は上部をしっかりと縛って密閉しなければいけません。フレコンバッグは、粉体状の産業廃棄物の保管・運搬に便利ですが、以下の点に注意が必要です。
風雨や日光による劣化
屋外保管では、風雨や日光により劣化し、破損して中身が漏れるリスクがあります。そのため、屋外保管の際はパレットに載せてカバーをかけたり、ブルーシートなどで養生したりする必要があります。運搬前には、フレコンバッグに損傷がないか、また吊り部分が劣化して切れるおそれがないかを確認しましょう。
積み重ね方
土砂や汚泥など水分を含んだ廃棄物をフレコンバッグで保管する際、基本的には積み重ねる保管には適していません。積み重ねる際は、水分を含まない産廃物、またはフレコンバッグのままコンテナで保管するなど、水分が漏れ出ない対策が必要です。
一斗缶
一斗缶は廃油などの液体状の廃棄物の保管・運搬に適しています。金属製の一斗缶は、屋外での使用や長期間の保管による腐食に注意する必要があります。腐食性の強い廃酸や廃アルカリなどを保管する際は、耐腐食加工された一斗缶かプラスチック製の容器を使います。発熱や発火のおそれがある産業廃棄物を保管する際は、ガスの発生による容器の膨張や爆発を防ぐため、周囲の温度環境に注意を払いましょう。
ドラム缶
ドラム缶は安価で扱いやすく、産業廃棄物の運搬容器としてよく使われています。液体、粉体、固形物など幅広い産廃物に使用できます。耐腐食加工されたドラム缶やプラスチックドラムであれば、感染性廃棄物や腐食性のある廃油などにも使えます。
コンテナ
コンテナは産業廃棄物の屋外保管に適した容器です。使い勝手がよく大型のため、建設現場や工場などで出る産廃物の保管や運搬によく用いられます。保管する廃棄物によっては飛散対策が欠かせません。運搬には専用の運搬車が必要です。
保管基準を正しく理解しよう!産業廃棄物許可の新規申請を委託するなら
産業廃棄物の屋外保管では、多方面への配慮が欠かせません。産業廃棄物収集運搬業の新規許可申請をする際は、専門的な知識と正確な書類作成が必要です。そのため、許可申請や届出の経験豊富な行政書士に依頼することが賢明です。行政書士に一任することで、スムーズに手続きを進めることができます。
行政書士事務所 オフィス クサマでは、産業廃棄物許可申請はもちろん、保管基準に関するお悩みや疑問に対して、迅速かつ丁寧に対応いたします。お気軽にご相談ください。
行政書士が産業廃棄物許可の新規申請をサポート!屋外保管に関するご相談は行政書士事務所 オフィス クサマへ
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